ユリ科(Liliaceae)
オニユリ[Lilium lancifolium Thunberg]
古く中国より鱗茎を食料として伝来したといわれる。
田のあぜなどに野生化。
茎は、直立し1〜2m。白い毛があって、黒紫色の細点が一面にある。
葉は、互生・無柄・両面ともに無毛。葉腋に黒い球芽ができる。
花は、茎の頂に2〜20個の大きな黄赤色の花が斜め下向きに咲く。
花被片は、外に3枚、内に3枚でつよくそりかえる。花期は、夏。
果実は、普通みのらない(3倍体)が、まれにみのるもの(2倍体)もある。
(1996.7)
花 (1996.7)