大学時代(1978〜1982)
PC-8001(NEC)

4回生(1981)になり、研究室が決まると、何とその研究室には、PC-8001・オプションのカセットレコーダー・80桁ドットインパクトプリンタがありました。教授には申し訳なかったのですが、学生が一番にすることといえば、ゲームしかありません。よく、雑誌に掲載されているBASICやマシン語のダンプリストを入力しては遊んだものです。

自分自身では、ゲームプログラムを作成するようなことはできませんでしたが(ゲームデザインのセンスが皆無)、実用的なソフトとしては、研究室が植物生態学でしたので、『植物名検索ソフト』を作ろうとしました。しかし、完成はできませんでした。理由は、当時のN-BASICには文字列を大量に操作するとガベージコレクションというメモリを最適化する動作が起こるんです。これが起こると数分間沈黙してしまうので、とてもじゃないけど使い物にならなかったのです。

しかし、ゼミの資料として、相関図のハードコピー(画面のドットをそのままプリンターで印刷すること、PC-8001は解像度が160*100だったのでとても粗いものでした)や、種類分けの表などを印刷する(まだ、ワープロなどは無い時代でしたので、全てBASICでプログラム内のデータとして書き込み、LPRINT文で印刷した)などして活躍しました。

ほかには、プリンタにグラフィックのデータを送って、16x16のばかでかい漢字を印刷してみたりしていました。

何にしろ、PC-8001でBASICの基本、応用が確立できました。

そういえば、この時期に、PC-9801(1982/10)が新発売されて、他研究室が高輝度高精細ディスプレイ(モノクロ、640x400)と共に購入したのがとてもうらやましく思えました。

-終-