正式採用まで(1982〜1984)
その2 PC-1500(SHARP)

臨時の仕事をぽちぽちしているので、お金もあまりなく、家では相変わらず、大学の時に買ってもらったPC-1500を使い続けていました。

2年目は、臨時教員の採用がありました。そこでは、成績処理は何と、カードに各教科の点数を記入しさらに合計点を記入する。その後で、手作業でカードを並び換えて順位をつけるという作業をしていました。

で、こんなことやっとられんわ。コンピュータやったら簡単やのにというわけで、すぐに、PC-1500にソートやDATAの管理を機械語でするBASICの成績処理ソフトを作り上げ、それで成績処理するようにしました。処理結果は、パラレルインターフェース経由でブラザーの小型の熱転写プリンタ(8ドット)で出力しました。
もちろん、漢字なんかは出力できませんので、全て氏名は半角カタカナでしました。ソート時間は大変優秀で300人程度で30秒足らずでソートが可能でした。当時のBASICでは、30分以上はかかっていた処理です。この時は機械語のすごさに感動しました。

学校の中には、まだコンピュータはビジネスの道具としては導入されていない時代でした。おそらく、趣味で家にコンピュータを持っている人はいたと思いますが。でも、私が転勤した後、成績処理はどうしたのでしょうね。また、旧来通りのカードでの並べ換えをしていたのでしょうか。

この成績処理の流れが現在まで続いていて、コンピュータを変えながらも、その時の機械に合わせて成績処理ソフトを作り続けてきているというわけです。

-終-